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【対談】フェローズ×サニーサイドアップキャリア 社長対談

Column 19.03.22

サニーサイドアップキャリアでは幅広い人脈から広告・PR・WEB関係の職種を多数ご紹介しています。
今回は、映像、WEB、イラストなどクリエイターに特化した人材会社フェローズの野儀社長と、サニーサイドアップキャリア代表の平田による対談を行いました。
業界を特化した事業展開をしている転職エージェント二社の代表に、業界を特化することの意義、そして現在の転職市場についてなど転職希望者の気になる情報を深く掘り下げて話し合っていただきました。

>平田
今日はよろしくお願いします。
まずはフェローズという会社の概要をご説明いただけますか?

>野儀社長
弊社はクリエイターに特化した人材サービスを行っている会社です。派遣会社であり紹介会社でもあります。業務委託も行っているので、フリーのクリエイターの方へのお仕事紹介も行います。
弊社は登録制なのですが、16年目で2万8千名までクリエイターの数が増えています。本社は東京ですが全国11拠点に展開しているのでUターンIターンにも対応しています。

>野儀社長
そして、クリエイターの中でも映像、WEB、グラフィックデザイン、ゲーム、アニメ、プロダクトデザインなど分野が幅広いのが特長です。それぞれの分野での競合会社はあるんですがこれだけ幅広い分野にわたってやっているところは少ないので、これもフェローズの強みです。営業担当をエージェントと呼ぶのですが、クライアントへの営業活動とクリエイターさんへの仕事の紹介を一人のエージェントが担当しているのも特長です。

>平田
そもそもなぜクリエイターに特化しようと思われたのか、きっかけを教えてください。

>野儀社長
社会人になりたての頃リクルートに入ったんですが、リクルートはメディア的な、クリエイティブ系な会社だと思っていたんです。
人に影響を与えるメディアやエンターテイメントに関わる仕事がしたいなと思っていたのでリクルートに入ったんです。配属希望は制作だったんですが営業に配属されて(笑)。リクルートで営業経験を積んだ後にベンチャー企業に転職したのですが、そこは日本で初めて映像業界クリエイターの派遣を始めた会社でした。そこで今の仕事に出会って「天職だな」と。
その後「人を大事にする」を突き詰めたくて自分で会社を作った、という流れです。


>平田
巡り合わせですね。クリエイティブなことに興味があって今に繋がっているんですね。

>野儀社長
元をたどると、僕の叔母がプロのメイクアップアーティストだったことも関係してます。小さいころトレンディドラマの撮影現場に呼ばれて行って、当時ブレイクしていた中村雅俊さんと会ったりとか、後ろで遊んでいたんです。
そこで照明が当たって「よーい、スタート!」みたいな活気と熱気と緊張感のある現場を見て、「あ~なんか制作現場の人たちの雰囲気って素敵だな」と思っていたのを覚えています。
それが結果めぐりめぐって、そういう制作者の人たちを支援する会社になっていった、引き寄せられていった感じはありますね。

>平田
ということは、中でも映像系が主なんでしょうか?

>野儀社長
映像系は割合が一番多いですね。次がWEB、次が紙、ゲーム、アニメという順番です。
中学高校と僕は黒澤明監督の作品が大好きだったんですが、3年前くらいから映画の話もあって。
「ディグ&フェローズ」という当社の出資している会社が映画を作っているんです。今撮っている作品の監督は黒澤明監督の一番弟子と言われていた助監督の方なんですよ。めぐりめぐってここに繋がるか、と。人生ってコツコツ目の前の仕事を自分の思い入れを持ってやっていると、いろんなところで神様はご褒美をくれるな、という思いを抱きながらやっています。

>平田
なるほど、本当に素晴らしいですね。映画の原体験があって、今は野儀さんがやられているビジネスの大チャンスでもあって、映画のスタッフとしてクリエイターたちを送り込むことができるわけですよね?

>野儀社長
できます。ただ映画の分野というのは「●●組」と割と固まっているんです。
業界に憧れを持つ方も多く、手弁当でもやりたいという人はいるんです。
なのであんまりエージェントという仕組みが受け入れられないんですが最近では、少しずつ映画スタッフの仕事も入ってきています。

>平田
映画の分野でもどんどん拡がっていく可能性があるっていうことですね。なるほど、面白いですね~。
サニーサイドアップキャリアでも、PRや広告、WEB業界への人材紹介を主力としています。
しかしこのたび御社と同じように、テレビ局へ派遣事業も始めたところです。コンテンツを作り出す業界は夢がありますし、人気がありますよね。

野儀社長は、人材業界に今どんな変化の波を感じていらっしゃいますか?

>野儀社長
クリエイター業界でいうと、一昔前は「フリーになってこそ一人前」と言われたり、「フリーになって稼ぎたい」「もっと自分のやりたい仕事をやりたいようにやりたい」という方が多かったんです。今はリーマンショックを経て景気が悪くなって、安定志向になっている流れがありますね。前ほどフリー志向のクリエイターの方が多くないなという印象は受けています。 

>平田
なるほど、なるほど。そういうクリエイターの安定志向に対してどう思われますか?

>野儀社長
「ライフ・シフト」という本が売れ人生100年時代と言われている中で、日本全体として見ると昔よりは転職市場って増えて来ていると思うんですね。そんな中でクリエイターの方っていうのは雇用形態に囚われずにやりたいことを追求する、日本を引っ張っていく産業の働き方の旗手であってほしいなという思いがありますね。
これからの働き方を一社に依存するのではなくて、やりたいことを追求していく人たちが沢山出ないと、日本の硬直した会社の流れって変わらないと思うので。

>平田
確かに、挑戦してこそ新たなものが生まれるものがありますよね。
クリエイターが自分自身を高めていくためにクリエイターのキャリアアップを支える御社のような仕組みが必要ですよね。
当社もPR、広告、マスコミの領域に特化しているので、クリエイティブ特化のフェローズさんと同じ特化型人材会社という共通点があります。特化型人材会社の面白さと難しさってありますか?

>野儀社長
特化していることで専門知識や分野への理解がどんどん深まるので、ニッチなニーズに応えられるようになります。クライアントから見ても「そこまでフェローズはわかっているんだね」と言ってもらえることですね。ただこれはどの業種の特化でも総論として言えることですよね。さらにクリエイターに特化しているという点の面白さで言うと、クリエイティブコンテンツというのは国民や見る人に対して知的好奇心や刺激を与える産業だと思うんです。先進国にとっては大事な、人の思考にも影響を与える産業。それを作っている人たちがクリエイター。そこに特化しているからより面白いと思って僕はやっています。

>平田
確かに特化することで、エージェントの知識はより深いものになりますし、適切なアテンドができるようになりますよね。逆に言うと難しさとか大変さはどう感じていらっしゃいますか?

>野儀社長
あえて言えば、クリエイティブの現場は大変なので、決まった流れでモノ作りが行われるわけではないんですね。
現場では意見の衝突だとか、クリエイティブの良い悪いの判断が各所で違うわけなんです。間に入る人間としては、人を紹介して終わりではなくて現場で起こる様々な状況に対応していかなければならないのが難しい点です。あとは制作現場は労働時間が長くなる傾向があるので、そこをどう管理していくかというテクニカル的な面があります。

>平田
根本に、クリエイターを熱く応援するというスピリットがずっとおありですね。現在フェローズはクリエイターの登録者数日本一なのも納得です。

>野儀社長
サニーサイドアップキャリアさんのやられている業界で難しいところはありますか?

>平田
当社も特化型ではあるんですが、意外にPRや広告代理店は企業の母数が少ないんですよね。沢山あるわけではないので、ある程度紹介先が限定されてしまう難しさは感じています。
クリエイターの方で、制作現場ではなく広告代理店の繋がりもありますよね。サニーサイドアップキャリアとフェローズは市場も一部重なっていると思うのですが、その市場でスキル以外に転職希望者が求められる能力、大事なものは何だと思いますか?
企業は転職希望者に何を求めているんでしょう?

>野儀社長
スキルは職種によっていろいろありますが、制作現場って一人で自己完結する仕事はあんまり無いですよね。何人かと協業して作っていくので。スキルは覚えればいいけれど、 何が必要とされていてどうコミュニケーションをとって物事を進めていくか、そういった志向性がないと現場がまとまっていかないですよね。テクニカル的なスキルとは別のヒューマンスキルも大切になってきますね。
>平田
そうですよね。一言で言えばコミュニケーション能力、あとは人間力みたいなものは必須というか。やっぱり企業は求めていますよね。

>野儀社長
だからエージェントも、登録者の方のキャリアやスキルを把握するのは当然なんですが、その人が現場においてどういうフィット感をもって活躍できそうかという点を見て提案するのが大事ですね。クライアントにもカラーがあるし本人にもキャラクターがあるので、そこをうまくわかっているからこその提案が大切です。

>平田
弊社の人材部門では、自分の担当の求職者が求めている企業が必ずしも自分の開拓した企業と合致しない場合もあるんですね。そうすると他の担当者と情報交換しながらマッチングしていくというやり方をとっています。

>平田
転職エージェントの担当者は中立のポジションだからこそ、言えますよね。採用担当だったらちょっと言えませんよね。

>野儀社長
エージェントがいることで客観的コメントが出せるという点はやはりメリットですね。企業が出す情報は企業の要望をリライトしている感じですけれど、エージェントの立場でいいなと思う点や課題点なども、フェローズの求人サイトには書いてあるわけですね。中立性をもって、引いた目で物事を見ている情報をお伝えできる点です。

>平田
弊社もその点はほぼ同じです。企業が出した求人広告はやっぱり企業側の論理で成り立っているし、その説明しかしないんですよね。エージェントは求職者に対しての相談相手になるわけですから、その方と深く話をして相談ベースで進められます。「もしかしたらA社を目指していらっしゃったけれど、適性はB社かもよ」というご提案をできたりとか。
相談ベースで人と人が向き合ってその方の人生や仕事をご提案できる。相談できる良さ、それがエージェントの役割かなと思っています。

>野儀社長
そうですね。エージェントがついている強みは今後も活かして行きたいですね。

>平田
最後に、野儀社長ご自身が転職経験なさったことをお聞きして締めたいのですが、いかがですか?

>野儀社長
私自身ですか(笑)私はリクルートの後ベンチャーへ転職したのですが、そこは日本で初めて映像業界で登録制のクリエイター派遣をする会社でした。いろんな要素が見えてきて、そこに行こうと思って、10年本気で成果を上げながら打ち込んだ結果、そこで続けるよりも自分でもう1回やろうという選択肢が見えたんです。目の前にあるものに打ち込むことによって道が開けるというか、道が見えてくる、そういう感覚はありますね。

>平田
実は私ってずっと同じフジサンケイグループにいたんですね。テレビ局、映像の会社に入ったにも関わらず、15年経ったところで扶桑社へ出向命令が出たんです。映像業界から紙の業界というめちゃくちゃ違う業界へ。出向ではあるのですが、今にして思えば転職だったのかなと。そこで転職したことによって、社会とか仕事観がやっぱり変わったんですよね。もし私がずっと映像、フジテレビにいたら今の在り方とは全然違っていただろうなと思うし。転職、ではないんだけど、して良かったなと。ものすごく幅や視野が拡がりましたね。人脈や付き合う人も違ってくるし、そういう意味では転職っていうのは大成功になる可能性もあるなと思っています。

>野儀社長
でもたぶんそれは、扶桑社に行かれた後に平田さんが仕事を頑張られて成果を上げられたから振り返ってそう言えるのだと思うので、転職をした後にどれほど頑張れるかということを含めてですよね。

>平田
野儀さんと一緒なのは、私、本を出したんですけれど、「いつも目の前のことだけやってきた」というタイトルなんです。

>野儀社長
確かに、メッセージは似ているかもしれませんね。

>平田
タイトルがまさにそうなんですよ。「そういえば、いつも目の前のことだけやってきた」という著書なんです。

>野儀社長
そうなんですね。素晴らしい!

>平田
いろんな人から聞かれるんですよ。「どうやったら今の平田静子が出来上がったの?」と。考えても考えてもね、「目の前のことを常にただやった。それの積み上げでしかない」と答えていたので、それがタイトルになったんですね。

>野儀社長
なるほど。でも、ただ全力でやったということじゃないんですか?(笑)。

>平田
まあそうかもしれませんね(笑)。

>野儀社長
先のことをよくキャリア・パスとかって言っている方もいるし、道筋を考えて挑むのも悪いことではないんですけど、いずれにせよ大事な要素って、目の前のことをどれほど全力でやるかっていうことですよ。そこをちゃんと言えないで先のことを言っていても、とは思いますよね。

>平田
まさに一緒ですよ。同じ精神でございます(笑)
野儀社長、本日はありがとうございました。

>野儀社長
ありがとうございました。

「目の前のことに全力で取り組んでいけば、自ずと道は開ける」。
自ら道を切り開いてきた業界特化型人材会社の経営者であるお二人からのメッセージは、転職希望者の方にとって心強いエールとなったことと思います。

サニーサイドアップキャリアでは経験豊富な転職コンサルタントがあなたの相談相手になります。一対一のパートナーとして深い対話を繰り返し、相談ベースで理想の転職活動を進められます。相談できる良さ、それが転職エージェントの役割だとサニーサイドアップキャリアは考えています。どんな小さなお悩みでも、サニーサイドアップキャリアの転職コンサルタントへ是非お気軽にご相談ください。

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